船橋 まちかど音楽ステージで昭和歌謡 (59th)


船橋まちかど音楽ステージ   @Machikado_FNB4
「昭和ロマンを楽しむ会の皆様。
若者はきっと聞いたことのない曲なのに、とっても耳に懐かしい愉快な音楽をお楽しみください^ - ^」

<船橋 まちかど音楽ステージで昭和歌謡 (59th)>
2018年10月26日、毎週金曜日の夕方に開催されている船橋市公認ライブ「まちかど音楽ステージ」に参加してバイオリン演歌で懐かしい昭和歌謡を演奏した。これで59回目の出演である。

いつものように駅前のカラオケ店で練習。秋の唱歌は「里の秋」、「村まつり」、「もみじ」を歌った。また、終戦直後の歌としては「とんがり帽子(鐘の鳴る丘主題歌」)、「憧れのハワイ航路」、「あざみの歌」を歌った。

昭和43年(1968)、ちょうど50年前になるテレビアニメ主題歌「ゲゲゲの鬼太郎」を久しぶりに歌ってみた。まだ白黒テレビの時代だった。「見上げてごらん夜の星を」を船橋で初めて歌った。最後は「銀座カンカン娘」で終わった。

風もなくちょうどいい気候のためかなぜか十数名もの観客が聴いてくれたのはありがたかった。

<昭和ロマンを楽しむ会の出演予定>
船橋市公認「まちかど音楽ステージ」    
2018年11月30日(金) 17:00-17:30
2018年12月14日(金) 17:00-17:30
場所:京成船橋駅-船橋フェイスビル連絡デッキ

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花と緑の音楽会」で昭和歌謡 バイオリン演歌 2018秋

花と緑の音楽会」で昭和歌謡 バイオリン演歌  2018秋


2018年10月14日(日)、江戸川区フラワーガーデンオータムフェア2018「花と緑の音楽会」に「昭和ロマンを楽しむ会」が書生&女学生の3名編成で参加し昭和歌謡・唱歌を演奏した。

早朝の雨は止んでいたが肌寒い秋であったがバラはきれいにたくさん咲いていた。

新曲はあざみの歌を歌った。秋の曲は里の秋。そのほかに、高校三年生、憧れのハワイ航路、瀬戸の花嫁、港町13番地、銀座カンカン娘な度を歌った。

終了後にいつもの「なか卯」であったかい「海老かきあげうどん」を食べて解散した。

<昭和ロマンを楽しむ会の出演予定>
船橋市公認「まちかど音楽ステージ」    
2018年10月26日(金) 17:30-18:00
2018年11月30日(金) 17:00-17:30
2018年12月14日(金) 17:00-17:30
場所:京成船橋駅-船橋フェイスビル連絡デッキ
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『大正時代まつり』JR与野駅西口 2018年10月7日(日)


大正時代を象徴する衣装を着た人々がパレードする『大正時代まつり』

2018年10月7日(日)10時〜開催 さいたま市のJR与野駅西口駅前通り周辺

昭和ロマンを楽しむ会のバイオリン演歌師「青空ぴーまん」も出演

演目(出演者):南京玉すだれ(ハイカラさん)、不動金縛りの術(角福請)、ヴァイオリン演歌(青空ぴーまん)、正調蝦蟇の膏売り(筑波大清)

大正ロマン、大正浪漫、
女学生、芸者、モダンガール、モダンボーイ、軍人等




バイオリン演歌・書生節等活動紹介(昭和ロマンを楽しむ会) 

バイオリン演歌・書生節等活動紹介(昭和ロマンを楽しむ会) 




昭和ロマンを楽しむ会 バイオリンとの合奏で昭和歌謡・唱歌を楽しもう!----










大正時代、まだギターが日本になかった頃、学生は楽しいとき、悲しいときにバイオリンを伴奏に歌っていました。

そして、書生たちは学資をかせぐアルバイトとして、寅さんと同じ香具師の仲間となり大道、お祭等でバイオリンの弾き語りをしながら唄本(歌詞カード)を売っていました。レコードもラジオもない時代ですからいいバイトだったそうです。

現在は、芸人による寄席芸としてしか残っていないバイオリン演歌・書生節を本物の書生がお届けします。

バイオリン演歌・書生節等活動紹介





























































大正ロマン 柴又宵まつり
2011年9月17日(土) 11:00-20:00
柴又駅前、 帝釈天で様々なイベントを行います
バイオリン演歌・書生節ってご存知ですか?  宵まつりに登場です!
柴又駅前:昔懐かし大道芸多数
なりきり仮装行列  帝釈天~帝釈天参道~柴又駅前 
なりきり仮装コンテスト  予定:午後

Welcome to Retrospective zone

         Welcome to Retrospective zone
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        ”Nostalgia for the Good Old Days”
     過ぎ去りし日々は走馬灯   旧き良き時代の追憶
     昔懐かしきあのメロディーや風景を紹介します。



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 8. 七色唐辛子 『文七』川越、菓子屋横丁




船橋市公認ライブ「まちかど音楽ステージ」活動   ”昭和ロマンを楽しむ会”

なつかしい演奏曲目(バイオリン演歌・書生節)
 



懐かしい歌記事目次(唱歌・昭和歌謡など)


    

  1998年作成(2004年1月改訂)
                      (2018年10月新改訂)

  By ”帝大生ゆめじ”   

船橋市公認「まちかど音楽ステージ」活動 昭和ロマンを楽しむ会

船橋市公認「まちかど音楽ステージ」活動 昭和ロマンを楽しむ会




駅前や商店街などの「まちかど」をステージにすることで、市民の皆様に音楽をお届けし、商店街の活性化と地域に根差した音楽家の支援を目指します。


場所:京成船橋駅-船橋フェイスビル連絡デッキ












        2015年5月1日 広報「船橋」記事


  「ふなばし市民活動フェア2016」音楽ステージ
  昭和ロマンを楽しむ会がバイオリン演歌で昭和歌謡を演奏
  2016年1月30日(土)にフェイスビル6F「きららホール」

 「昭和ロマンを楽しむ会」 まちかど音楽ステージ演奏 
 ふなばしCITY NEWS 放送 平成28年6月18日放送




映画に出てくる「のぞきからくり」の口上

映画に出てくる「のぞきからくり」の口上

のぞきからくり(不如帰)が出てくる松竹映画「時代屋の女房」 1983年

のぞきからくりが出てくる松竹映画「時代屋の女房」1983年  (第87回直木賞を受賞した村松友視の同名小説の映画化)
出演:渡瀬恒彦:安さん、夏目雅子:真弓、夏目雅子:美郷
この映画には、「覗きカラクリ」が頻繁に登場する。外題は「不如帰」






「覗きカラクリ」(のぞきからくり)

安さんと真弓は、古道具の買い付けで東北の田舎を行脚したことがあるようで、この時寂れた旅館「平野屋」で「覗きカラクリ」を見つけますが、その時は売ってもらえなかった。安さんはこの「覗きカラクリ」を時折思い浮かべ、「覗きカラクリ」の前で踊る真弓、「覗きカラクリ」の演目である「不如帰」のヒロイン浪子に真弓のイメージを重ねますが、BGMはいずれも春歌、猥歌。

安さん、マスター、鈴木健一、平野旅館の主人の4人が「覗きカラクリ」の前で春歌をがなりたてる。

「時代屋の女房」のなかで、盛岡の「のぞきからくり」のおじいさん(坂野比呂志)が歌っていたのは「のぞきからくり 不如帰(ホトトギス)」の春歌版であった。 「武男と浪子の替歌」(春歌版)

タケオがボートに移るとき   ナミさん赤い腰巻を

おへその上まで捲(まく)り上げ  これに未練はないかいな  

ナミコがボートに移るとき   タケオは紺のズボンをば  

膝の下まで摺(ず)り下ろし  これに未練はないかいな  

映画「長屋紳士録」 「不如帰(ホトトギス)」  歌:笠 智衆  監督 小津安二郎  (1947年 日本)



三府の一の東京で(ああどっこい)/波に漂うますらおが/

はかなき恋ににさまよいし/父は陸軍中将で/

片岡子爵の長女にて(ああどっこい/桜の花の開きかけ/

人もうらやむ器量よし/その名も片岡浪子嬢/(ああちょいと)

海軍中尉男爵の/川島武男の妻となる/

新婚旅行をいたされて/伊香保の山にワラビ狩り(ああどっこい)/

遊びつかれてもろともに/我が家をさして帰らるる/(ああちょいと)

武男は軍籍あるゆえに/やがて征くべき時は来ぬ/

逗子をさしてぞ急がるる/浜辺の波のおだやかで(ああどっこい)

/武男がボートに移るとき/浪子は白いハンカチを(ああどっこい)/

打ち振りながら/「ねえ、あなた早く帰って頂戴」と/

仰げば松にかかりたる/片割れ月の影さびし/実にまあ哀れな不如帰」

 
のぞきからくり ノゾキカラクリ 覗き絡繰 覗き機関 不如帰 ほととぎす ホトトギス 武男と浪子

のぞきからくり 2

のぞきからくり 2
各地ののぞきからくりを紹介します。また、昔なつかしいのぞきからくりの復元も行われています。

「のぞきからくりはどこへ行った」  寺田寅彦少年の想い出(明治時代)

「十四五歳のころであったかと思う。 ----<中略>-----
 当時は町の夜店に「のぞきからくり」がまだ幅をきかせていた時代である。小栗判官(おぐりはんかん)、頼光(らいこう)の大江山(おおえやま)鬼退治、阿波(あわ)の鳴戸(なると)、三荘太夫(さんしょうだゆう)の鋸引(のこぎりび)き、そういったようなものの陰惨にグロテスクな映画がおびえた空想の闇(やみ)に浮き上がり、しゃがれ声をふりしぼるからくり師の歌がカンテラのすすとともに乱れ合っていたころの話である。そうして東京みやげの「江戸絵」を染めたアニリン色素のなまなましい彩色がまだ柔らかい網膜を残忍にただらせていたころの事である。」

(昭和六年九月、雑味)
「寺田寅彦随筆集 第三巻」 青衣童女像 寺田寅彦(1878 - 1935)

江戸時代末期から昭和40年代まで営業していたのぞきからくりは大掛かりな装置が必要なためか日本ではもう興行的には消滅している。残念ながら、のぞきからくりを見ることができるのは博物館だけである。

<実物>
新潟県西蒲原郡巻町 郷土資料館:のぞきからくり「幽霊の継子いじめ」 (継母物)
広島県三原市 歴史民俗資料館:「俊徳丸」 (継母物)
佐賀県鹿島市 北園忠治氏(未公開):「不貞の末路」
鹿児島県奄美大島 原野農芸博物館:「地獄極楽」(黒田種一氏使用のもの)

<ミニチュア版>
佐倉市の国立歴史民俗博物館:「地獄極楽」
大阪市の大阪歴史博物館:「地獄極楽」

「日本の放浪芸」DVD版:「幽霊の継子いじめ」と「不貞の末路」の実演収録

私はVTR版で「不貞の末路」を見たことがある。亭主殺しの奸婦が若い男と一緒に逃げるが、ついには巡査につかまり死刑になるという勧善懲悪物。現代での実演は内容的に難しい。
 
中国ではまだのぞきからくりが大人気!


風光明媚な西湖をはじめ、名所・旧跡の多い中南東部の浙江省の省都は杭州である。

明清時代の古い街並みの残る清河坊街でみかけた「のぞきからくり」、ここでも子供に人気があるようである。通りの真ん中では飴細工や笛売りなども


売っている。

ぜひ中国ののぞきからくりを見てみたいものである。

(「Osakanews.com」産経新聞社より転載)
 

  




上海ののぞきからくり


前ののぞきからくりが違う場所でも興行しているようです。
装置、内容は同じ物のようです。
たった4個しか穴がなくて商売になるのでしょうか。(む雀喜丸上海二人旅より)
『 豫園 のぞきからくりありました 四元60円位(平成15年12月)』

 



























人だかりの上からのぞきますと、チャイナ服にサングラス、どう見ても怪しげなおっさんが大声でなにやら述べています。子供の客がいくらか揃うと、オッサン、片手で紐を引き、もう一方でドラ太鼓を叩き、なにやら奇声を張り上げています。 
 
『俊徳丸』


これは大正後期に作られたもので演目は俊徳丸である。

畳1枚分よりやや小さい絵(ナカネタ)が5~7枚ほど箱(ネタ箱)に納められている。ナカネタは一枚一枚ひもでつるされておりひもを下ろすことによって絵が変わる。
縁日や祭りの花形であった。
(広島県三原市 歴史民俗資料館)

勧善懲悪 この世の誡め 『地獄極楽』(ミニチュア版)

佐倉市の国立歴史民俗博物館と大阪市の大阪歴史博物館(愛称:なにわ歴博)にのぞきからくりミニチュアが置いてある。

 そして黒田種一さんの声の『地獄極楽』テープが流れている。実演がないとなんだかおもちゃみたいで悲しくなってしまう。
 黒田さんは大阪天王寺等で活躍していたが、1980年(S55)に引退した。

佐倉版は羽子板などにも見られる押し絵と呼ばれる布細工の立体絵で本物を忠実に再現している。テープの歌にあわせて絵が変わっていく。

大阪版は穴を覗くとTVモニターに全く地獄極楽とは関係ないビデオが映し出されてる。インチキ見世物。テープの歌も三途の川がカット、「血の池地獄となるなればー」まではあるが以後がカットされている。差別用語等の禁止の名のもとに実際にあった歴史事実をゆがめている大阪歴史博物館である。

(写真は国立歴史民俗博物館のミニチュア)
   忠臣蔵(ネタ絵のみ)

この作品は、忠臣蔵を題材にしたもので、討ち入りの場面などが鮮やかな色彩で再現されている。顔の表情も布を膨らませて立体的にしているのが宮澤流の特徴で、目はガラス玉を半分に割ったものに彩色するなど迫力のある押し絵になっている。

宮澤由吉:明治期の押し絵の第一人者(姫路押し絵)
(岐阜県瑞浪市博物館、ミュージアム中仙道所有)

のぞきからくりまとめ           のぞきからくり3 (映画に登場するのぞきからくり)

のぞきからくり まとめ

のぞきからくり

紙芝居より古く、江戸時代からあった庶民の娯楽

今日の外題

のぞきからくり(覗絡操)は江戸時代の寛永年間に生まれ、社寺の祭礼・縁日に欠かせない風物誌となった。
 
広場に屋台を組み、覗き穴から中の絵を見せながら、興行師が独特の節回しで口上を語り、場面 に応じて絵が入れ替わる仕掛けになっている。

さあ、いらっしゃい! はい、のぞいて、のぞいて!
上の穴が大人用、下の穴は子供用。始まるんだよ、始まるんだよ。

中は歌に合わせて変わります! 今日の外題は「勧善懲悪 この世の誡め 地獄極楽!」
これからお子供さんの親となるか、前悪を犯された方、どうぞ戒めのためにご覧になってください。

1.不如帰
2.勧善懲悪 この世の誡め 地獄極楽
3.金色夜叉
4.伊達娘恋の緋鹿子 八百屋お七

 不如帰(ほととぎす)

浪子の幸はどこにある

明治の文豪、徳富蘆花の不朽の名作[不如帰]
新派大悲劇、片岡子爵の長女、浪子と海軍少尉男爵川島武男との悲しい恋物語
結核に冒された浪子は実家に帰されてーー

三府の一の東京にーて  浪に漂う益荒男は
はかない恋にさまよいて 父は陸軍中将にて

片岡子爵の長女にて  桜の花の咲いた様な
人もうらやむ器量よし その名ー片岡浪子嬢ー
   <中略>
一度帰りしその時は浪さん我が家の人ならず
二度目帰りしその時は浪さんこの世の人ならず
ないて血を吐くほととぎす



『人間はなぜ死ぬのでしょう  死んでも私はあなたの妻ですわ、未来の後までも』
勧善懲悪 この世の誡め 地獄極楽


寒くともたもとに入れよ西の風、弥陀(みだ)のかなたより吹くと思えば耐え難し

<人が死したら七日目に、落ち行く先は六道の辻>

<三途の川>
娑婆から落ち来る亡者めが、左に行くなら地獄かや、右に行くなら極楽かと、迷い迷うておるならばーーーーー

<閻魔の庁>
娑婆で犯せし悪事をば、つつめーども、隠せども、映せばーわかる浄玻璃の鏡
罪の重いか軽いかは、業(ごう)の秤にかけられて、地獄の迎いは火の車

<賽の河原>
 死出の山路(やまじ)のすそ野なる、賽の河原は子供の地獄。

一つやー二つ、三つや四つ、十(とう)にも足らない幼子(おさなご)が、さいの川原に集まりて、あたりの小石を寄せ集め、一重積んでは母恋し、二重積んでは父恋し、三重四重と積む石は、親戚―兄弟我が身のためと回向する。

昼は川原で遊べども、日の入相となるなれば、邪険な鬼めが現れて、積んだる石をば打ち砕く。
幼子は、石につまずき血はにじみ、血潮に染めて、とと様、かか様と泣く声は、この世のー声とはこと変わり、哀れさ骨身を突き通すなり。

<地蔵菩薩>
もったいなくも地蔵菩薩が現れたまい。泣くな嘆くな幼子よ、汝の父母(ちちはは)まだ娑婆なるぞ。娑婆と冥土(めいど)はほど遠い。冥土の父母われなるぞ。聞いて幼子喜んで、袖や衣に泣きすがる。
幼い子供をお救いたもう、賽の河原は子育てのお地蔵菩薩なり。
 
金色夜叉(貫一お宮の物語)

鴫澤(しぎさわ)娘、宮さんと大学生の貫一と親の許せし許婚
ともに遊びし富山が宮さん見初めて恋をする

欲か迷いか両親の、勧めに従い宮さんは
富山名のる唯継と夫婦約束なさんため
今日しも母につれられて、熱海の浜や梅林で
出会うと知らない貫一に

熱海の海岸散歩する貫一お宮の二人連れ
ともに歩むも今日限り、ともに語るも今日限り

夫に不足ができたのか、さもなきゃお金に迷いしか

恋に破れし貫一はすがる宮さんけとばして
いづくともなく去っていく

宮の心の変わりしを恨みに思う貫一は
ああ、学問も何もやめ、悪魔となりて金色の
夜叉となりしもあわれなり、それに引き換え宮さんは
富山家にとかしずきて

はやひととせは夢と過ぎ、今宵は一月十七夜
来たらぬ年の今日今宵、僕の涙でこの月を
きっと曇らせみせるぞと、恨みのためか今日今宵
空が曇りて雪となる、遂に宮さんの気が狂う

伊達娘恋緋鹿子 八百屋お七      


そのころ本郷二丁目に 名高(なだか)き八百屋の久兵衛は 
普請成就する間 親子三人もろともに

檀那寺(だんなでら)なる駒込の 吉祥院(きちじょういん)に仮住まい

寺の小姓の吉三さん 学問なされし後ろからー
ひざでちょっくらついてー 目で知らせーーーーー
わたしゃ本郷へ行くわいなー たとえ本郷と駒込とー
道のりいかほどへだつともー  本堂の横でしたことは 
死んでもーー忘れてーーくださるなーーー

かわいい吉三(さん)にあわりょかと 娘心の一筋に
一把(わ)のわらに火をつけてぽいと投げたが火事となる 誰知るーまいと思えども 

恋のかなわぬ腹立ちで 釜屋の武兵衛(ぶへい)に訴人され まもなくお七は召し取られ 上野の白州(しらす)に引き出され 一段高いお奉行さん そちらは十四(じゅうし)であろうがなわたしゃ十五でひのえうま(丙午) 十四といえばたすかるにー 十五というた一言でー 百日百夜は牢住まい

はだかの馬に乗せられて 伝馬町から引き出され 先には制札(せいさつ)紙のぼり 罪の次第を書き記しー-

お七を見にでし見物はあー  あれが八百屋の色娘えー
吉三ほれるはむりはない

田町、八つ山右に見て  品川表をこえるならあーー
ここが天下の仕置きばでー 鈴が森にとー着きにけるう

二町四面が竹矢来(たけやらい) 中にたてたる鉄はしら 花のお七をしばりあげ 千ば万ばの柴茅(しばかや)を 山のごとくに積み上げて 下より一度に火をつける あついわいな 吉三さんー わっとないたる一声(ひとこえ)が 無情の煙と立ちのぼればーー
哀れやこの世の見おさめーー 見おさめーーー

ありがとうございました おあとと交替 おあとと交替 
(写真:伊達娘恋緋鹿子 火の見櫓の段)
 
「八百屋お七」 屋台と中ネタ  (新潟市巻郷土資料館所有)


「八百屋お七」の中ネタ(7枚)の一部を紹介する。

       2枚目:お七と吉三郎との初めての出会い(吉祥寺の奥座敷)


      3枚目:八百屋の店開き


      4枚目:本郷に帰ったお七は吉三郎に会いたい一心で放火

   
      5枚目:お裁き(15歳以下であれば減刑になるが、お七は16歳だと言い張る)


      6枚目:江戸市中引き回し


   
 のぞきからくり関連
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  ディスプレイ・デザインの歴史  立版古・のぞきからくり(乃村工藝社HP内) のぞきからくりの図、「江戸と東京風俗野史」
 巻町 のぞきからくり  のぞきからくり「幽霊の継子いじめ」  新潟市巻郷土資料館 実物展示
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  「八百屋お七」実演レポート    のぞきからくり 「八百屋お七」 実演  新潟市巻郷土資料館

 


見世物口上(くだらないものをいかに説明するか)


見世物口上
くだらないものをいかに面白く、あるいは怖そうに説明するかでお客さんの入りが違います。

昔からあるばかばかしい見世物
ベナー:
なべを逆さにしているもの、ベナー、ベナーといって説明しながらなべの底を棒でたたく。

世にもめずらしいばけもの:
四角い顔に目が三つ、歯が二本の化け物、おまけにゲタゲタと笑うよ。
鼻緒のない下駄が片方おいてあるだけ。

顔中が口だらけの怪物:
大きな鍋が置いてある。生きてるとはいってないよ!

八間の大ドーロ(八間の大トーロー):
さあ、見ておいで、見ておいで!
当然、高さが八間の大灯篭ではなく、入り口から出口までが八間(14.4 m)の大道路があるだけ。お帰りは八間歩いてあちらから!
トーロー、トーロー、早く通ろう!


大ざる、小ざる:
大猿、小猿ではないよ。もう分かったと思うが、大きなざると小さなざるが木の枝の上においてある。

大イタチ(おおいたち):
六尺の大イタチ、いま山で取れたばかり、近づくと危ないよ!
(六尺の大板血、板は立てかけてあるので倒れると危険)

親子のパンダ:
大きいパンと小さなパンが仲良くかごに入っている。あんぱんだ!

おおかみ娘:
かわいそうなはこの子でござい、不倫の始末か、不義の子か、山奥に捨てられ狼に育てられたおおかみ娘。ひと目見てやってください。人の娘とは思えぬこの姿!
(入って見ると、大きく日本髪を結った大髪娘が座っているだけ) (または大きな紙に娘と書いてある)

大穴子(あなご):
地面に穴を掘り、人形を入れておく。さあ、さあ、大あなごだよー!

取れたてのかっぱ:
水に濡らした雨合羽をさおの先につるしておく。
さあ、さあ、取れたてのかっぱ、かっぱ!

夜間飛行:
ひもに通してつるした薬缶(やかん)を行き来させる。

命の親:
お茶碗にご飯がもってある。なるほどこれがなくては生きてはいられない。

源頼朝公のしゃれこうべ:
かの源頼朝公のしゃれこうべでございます」「本当かいな? これちょっと小さいのでは?」「なにを隠そう、頼朝公ご幼少のみぎりのしゃれこうべでございます」











大正時代まつり 与野 2004 バイオリン演歌・書生節

2004年 「大正時代まつり」 与野
         


東京市 

帝大生ゆめじ(本代を得んがための苦学生)                       











弟の学費の面倒をみてくれているお姉さまと

私はウン十歳(アホ九歳、ウソ九歳)
帝大の制帽をかぶり、白絣の着物に袴をはき、バイオリンを手に持っていた。

小雨の中を高下駄で与野西口商店街に出てきたのであった。
あたりを見回すと高下駄の書生は私を含め2名のみだが、矢絣の着物に革靴の魅力的な女学生(ハイカラさん)がたくさん歩いている。

テレビなどのカメラが来たが、素足に高下駄を履いている足ばかりを撮っている。それほど、高下駄は絵になるということか。足は冷たいし鼻緒で足の指は痛いし、本人は大変である。


コンビニの前で雨宿りをしながら、バイオリンを持っていると、車椅子に乗ったおばあさんとそれを押す女性が通りかかった。「バイオリン弾けるなら何か演奏してください」と女性に頼まれた。

大正時代の名曲「籠の鳥」を演奏すると、車椅子のおばあさんは歌いだした。3番まで歌って演奏を終了したが、おばあさんはなおも歌い続けたのであわてて演奏を続け、7番(最後?)まで歌ってくれた。

私の後ろに置いてあるバイオリンケースを見て「カンパしなくてもいいのかね」とまで気を使ってくれた。歌ってくれたおばあさんたちを感謝の気持ちで見送った。

それから雨の中を開会式、その後パレードに参加したが、バイオリンを持った苦学生で登場のつもりが雨でバイオリンはかさに替わってしまっていた。駅近くの信号機のあたりで、再度、車椅子のおばあさんに会った。「また演奏してもらおうと思って来ました」と話しかけてきたが「パレード中なのであとでーー」といってその時は別れた。

その後、雨はどんどんひどくなり、2回目のパレードは中止となり、その後おばあさんの前でバイオリンを演奏することもなく大正時代まつりは終了してしまった。雨を恨んでもしかたがないが残念!

来年こそは晴れて、あのおばあさんたちの前でまたバイオリンを演奏したいものである。
最後に、お祭りの実行委員会スタッフの皆様には雨の中、大変お世話になりました。

当日演奏した大正時代の曲:籠の鳥、官立某高等学校全寮歌、故郷、浜千鳥、赤とんぼ,しゃぼん玉等

懐かしさの実践 昔、見たり聞いたりしたことをやってみよう

懐かしさの実践

昔、見たり聞いたりしたことをやってみよう。


 皿回し教室開催

遠心力(向心力)と慣性の法則

訓練を積めば、
金回りもよくなる
頭の回転もよくなる
物事(世の中)、すべてうまく回る
 

街角に流れくるメロディー バイオリン演歌


明治・大正、ついでに昭和まで演奏しながら歌ってみよう。リズムを守らず自由に自分の感情で歌います。
 
ラジオもあまり普及していなかったので社会的事件も扱い、演歌師によって広められていきました。
 











熱海の海岸 貫一お宮お別れの場面 (金色夜叉)


バイオリン演歌ちんどんショウ

やはり美しき天然が一番ぴったりくる。


 2004年大正時代まつり 参加

籠の鳥を歌いだしたおばあさん」
私は帝大の制帽をかぶり、白絣の着物に袴をはき、バイオリンを手に持っていた。
小雨の中を高下駄で与野西口商店街に出てきたのであった。あたりを見回すと、なぜか踊り子はいないが矢絣の着物に革靴の魅力的な女学生(ハイカラさん)がたくさんいた。 続く!

七色唐辛子 ご存知、江戸・薬研堀の七色唐辛子


七色唐辛子というのは焼き唐辛子が入っているのが特徴だい。中身は全部漢方薬!青海苔なんかはいってないよ。

 七色唐辛子の成分、七色とは
1. まず最初に入れますのは武州川越の名産、黒胡麻
2. 紀州は有田のミカンの皮、これを一名、陳皮と申します
3. 江戸は内藤新宿八つ房の焼き唐辛子
4. 東海道静岡は朝倉名産、粉山椒
5. 四国高松の名産は唐辛子の粉、大辛中辛を決めて参ります。
6. 大和の国はケシの実が入ります
7. 最後に野州日光、麻の実が入りまして七色唐辛子

大辛に中辛、家伝の手法。お好みに応じて調合いたします、はいどうぞ!またまた売れました、 出張販売中!

懐かしい唐辛子屋
お客さんの目の前で面白おかしく成分の説明をしながら、七つの色をお好みの辛さや香りに合わせていきます。


大田区文化の森ホールにて(東京)

大型唐辛子模型を背負ってにぎやかにバイオリン演奏する書生宣伝隊も活躍中

とんとん とんとん とんがらし  
七味七色とんがらし
そばにー うどんにー なべものにー  
とんとん とんとん とんがらし
つけもの みそしる 焼き鳥・おでん  
とんとん とんとん とんがらし 


  七色唐辛子 『文七』    川越、菓子屋横丁


昔の有名なバイオリン演歌師 書生節

バイオリン演歌師紹介    <バイオリンの音色が聞こえる夜の辻>
 
 昔の有名なバイオリン演歌師   書生節

 ★神長瞭月(1888~1976):
神長瞭月は、バイオリンを独学で学んで演歌の伴奏楽器として初めて使用した先駆者(パイオニア)。「松の声(女学生堕落の歌)」、「ハイカラソング」

 ★宮島郁芳(1894~1970):
演歌師となり学資を稼ぎ早稲田大学文科予科に入学「金色夜叉」の歌を作詞作曲。バイオリンを弾きながら歌い爆発的なブームを呼んだ。その後「流浪の旅」、「馬賊の歌」(作詞)などを発表。

 ★鳥取春陽(1900-1932)
自ら歌い、作曲もしたバイオリン演歌師。「篭の鳥」を作曲し大ヒットさせた。東京で新聞配達をしながら神田正則英語学校(夜間)に通う(1916)。その後、演歌組合員として活動に入る。また、山の手組石田一松を積極的に応援する。「馬賊の唄」作曲。

 ★石田一松(1902~1956):
法政大学在学中にバイオリン片手にノンキ節で人気。戦後、東京から衆議院議員に当選4回。寄席でも活躍した。元祖タレント議員

 ★田浦美津路:石田一松の直弟子
 ★桜井敏雄(1909~1996):田浦の弟弟子、 レコード、CD多数あり
 ★大江しげる(元東京演芸協会): 時事演歌。 「のんき節」替歌 
   昭和27年から玉川スミとコンビを組んだこともある。
 

瑠璃之宮(るりのみや)物語 のぞきからくり

瑠璃之宮(るりのみや)物語  「会うは別れの始まりという」

                                     By (Die for the Queen) 1998
 
 第一部 (今も昔も変わらぬは清き乙女の真心か)


花の東京、自由ヶ丘でー
人もうらやむ器量よし

乙女気取りの箱入り娘
うそで固めた人生は

裏と表の使いわーけ
お見合いパーティー仕掛けては

めぼしい男を罠にかーけ
夫(彼)と呼ぶ名に保険金

ひそかに微笑むお嬢さーま

そのー名ーーー、  XXXX、
るり子嬢ーーーー  (ヤレー)

 
 






第二部 ( ひとの定めの行く末は、一寸先も闇の中 )


学びは番町聖瑠璃学園
おつとめXXX、丸の内

おしゃれでシックなOL姿
清純・高貴を売り物に

甘いデートの夢まくらーー
その身にかかる保険金

知るや知らずや手に手を取って
降り立つ先はお台場のー

月は寂しくふたりを照らし
残るなぎさに彼は消え

帰らぬーー、ひととーー
なりにけーる (ヤレー) 
 

プロフィール

tyumeji

Author:tyumeji
日本の大道芸をみたりやったり、日々の活動を報告する。
昔懐かしきあのメロディーや風景を紹介します。

バイオリン演歌 大正演歌 書生節 演歌師 昭和演歌師 平成演歌師  昭和ロマンを楽しむ会(享受昭和浪漫的会) 戦時歌謡

昭和ロマンを楽しむ会 http://peaman.raindrop.jp/syowa-roman/index.htm

書生のアルバイトであったバイオリン演歌・書生節や「のぞきからくり」等の日本の大道芸について調べたりしたことを紹介する。 帝大生ゆめじ

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