2018/02/25
横浜元町「クリフサイド」 ダンスホール
横浜元町「クリフサイド」
クリフサイド (Cliff Side) は、神奈川県横浜市中区元町にある、1946年創業のダンスホール。1950年代から1960年代にかけて、ナイトアンドデイ、ブルースカイと並んで横浜を代表する大規模なナイトクラブであった。
上海帰りのリル(上海歸來的莉露)
昭和26年
作詞:東条寿三郎、 作曲:渡久地政信 、
歌:津村 謙
「上海帰りのリル」は1951年(昭和26年)に津村謙が歌ってヒットしたタンゴの曲である。翌年の1952年には映画化されリル役で香川京子が主演した。横浜元町のダンスホール「クリフサイド」を舞台に映画が撮影された。
クリフサイド ダンスホール
横浜元町― Cliff Side
100平方メートルのダンスフロアーを有し、1階2階の吹き抜けは、ゆったりした空間を作っている。
会社の友人とそれぞれの彼女を連れてダンスに行ったことが懐かしい(ダブルデート?)。ダンスフロアーのすぐ横のテーブル に男性2名女性2名で陣取って食事をしながらダンスを楽しんだ。
横浜元町から渋谷まで彼女を家に送って終電に間に合うように独身寮へ帰るつもりであった。ところが彼女はダンスと食事がすごく楽しかったのか、「歩いて私の家まで行きましょう」と言って機嫌よく一駅分を歩き始めた。腕を組んでおしゃべりしながら送っていって楽しかったけれどおかげで寮までの終電に間に合わずに終点からタクシーでやっと寮に帰り着いた。忘れられない思い出である。
上海帰りのリル(上海歸來的莉露) バイオリン演歌 昭和26年
演奏:昭和ロマンを楽しむ会
船を見つめていた ハマのキャバレーにいた
風の噂はリル 上海帰りのリル リル
あまい切ない思い出だけを
胸にたぐって探して歩く
リル リル どこにいるのかリル
だれかリルを 知らないか
黒いドレスを見た 泣いていたのを見た
戻れこの手にリル 上海帰りのリル リル
夢の四馬路(スマロ)の 霧降る中で
何も言わずに 別れた瞳
リル リル 一人さまようリル
誰かリルを 知らないか
海を渡ってきた ひとりぼっちできた
のぞみ捨てるなリル 上海帰りのリル リル
暗い運命(さだめ)は 二人で分けて
共に暮そう 昔のままで
リル リル 今日も逢えないリル
誰かリルを 知らないか
1946年開業
クリフサイドは、「山手舞踏場」として終戦から1年後の昭和21年8月(1946)に開店致しました。
100平方メートルのダンスフロアーを有し、1階2階の吹き抜けは、ゆったりした空間を作り出しています。
数々の有名Jazz奏者、ミュージシャンが、クリフサイドのステージから巣立って行きました。
今もクリフサイドは、古き良き横浜の香りをそのままに愛され続けております。
昭和歌謡 上海租界