2015/08/09
2020年東京オリンピック エンブレム使用中止 ロゴ 酷似 盗用 パクリ疑惑 佐野研二郎

佐野研二郎によって作られたデザインに関して他の作品との酷似 盗用 パクリ疑惑が出ている。単なるリスペクト、オマージュなのか。裁判で決着をつけない限り盗用ではないとしても素人が見て似ているものは似ている。
ロゴやエンブレムのデザインは見て判断するものであり、コンセプトやデザイナーの考え方を理解してから判断するものではない。どんなに優れていても他のデザインと似ていれば採用しない。
商標登録も設計思想を記載する必要はない。同じ文字の略号であれば発想や意味が違っていても同じ商標登録や似たものがあると当然拒絶される。コンセプトが違うから「似ていない」とはいえない。
技術系ではライセンス、提携、ノックダウン生産(現地組立て、販売)、部品の共通化などは当たり前で契約によって他の技術やデザインを当然使用するのでちょっと違うが似ている製品はたくさんある。しかし、そのことを明記しているので消費者はだまされることはない。
<佐野研二郎のデザインと他者デザインとの比較>
2020年東京五輪のエンブレム(ロゴ)について、ベルギー東部・リエージュにある劇場のロゴをデザインしたオリビエ・ドゥビさんが「自分の作品に似ている」と主張。自身のツイッターなどで2つのデザインを並べた画像を載せ、「びっくりした」とコメントしている。
ベルギーの劇場ロゴデザイン
震災復興デザイン
スペインのデザイン事務所
公募104点の中から選ばれたアートディレクターの佐野 研二郎氏の作品
佐野 研二郎氏は「劇場のロゴは知らなかった。参考にしたこともない」と盗用を否定した。
デザイン界は今回の騒動をどう見るか。国際的にも活動する関係者は、日刊スポーツの取材に、「変えられないと突っ走ったとしても、わだかまりを持つ人が1人でもいるデザインが、平和の祭典と呼ばれる五輪のエンブレムにふさわしいのだろうか」と指摘した。
「ベルギーは、芸術へのモラルを重んじる国。デザイナーや劇場には、一線を越えているという意識があるのだろう」と話す。五輪の公式エンブレムであり、裁判になっても「佐野氏が負けることはないだろう」と述べる一方、「ごり押しすれば、ダーティーなイメージが残る。デザインを選んだ審査員も含め、日本全体の責任といわれる可能性もある」と懸念を示した。
佐野 研二郎:http://www.mr-design.jp/
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<佐野研二郎氏のデザイン盗用疑惑>
ドラゴンボールのレッドリボン軍(鳥山 明)(上)とトヨタのリボーン(下)
海外デザイナーのマグカップ(上)と佐野研二郎氏のマグカップ(下)
http://1.bp.blogspot.com/-_axLYJKXW9Y/VcW7pbPZtDI/AAAAAAAAB_E/W9fPFzUgq34/s320/suika_sano.jpg
佐野研二郎のスイカ
(2015年 サントリー夏トートバッグ プレゼント)
http://1.bp.blogspot.com/-do4uX9Qcu0c/VcW7AbRqsPI/AAAAAAAAB-8/km71jWchOko/s320/suika%25E8%2583%25BD%25E7%2599%25BB%25E5%2581%25A5%25E4%25B8%2580.gif
能登健一のスイカ (2013年以前)
佐野研二郎(2015年 サントリー夏トートバッグ プレゼント)
セカンドライフ
ネット上から消えない「パクリ常習」という不名誉な称号 (日刊ゲンダイ)
佐野研二郎 疑惑のデザイン一覧表 アウト?セーフ?ヨヨイノヨイ!
<佐野氏のバッグ、一部取り下げ=五輪エンブレム制作者―サントリービール>
(時事通信 2015年8月13日(木)21時0分配信)
サントリービールは13日、商品購入のキャンペーン賞品として、2020年東京五輪・パラリンピックのエンブレムを制作した佐野研二郎氏がデザインしたトートバッグ30種類のうち、8種類を取り下げ、発送を中止すると発表した。佐野氏から取り下げの申し出があったため。
この賞品のデザインをめぐってはインターネット上で「他の作品と似ている」などとの指摘が出ていた。キャンペーンは、残り22種類を対象に期限である8月末まで続ける。
佐野氏側は13日、ホームページに「サントリーオールフリー トートバッグの件について」という文書を掲載した。その中で、サントリー側にも問い合わせが寄せられている状況などを踏まえ「いくつかのデザインについての取り下げをお願いした」と説明。デザインについては「身近にあるアイデアや素材をモチーフにしたものだが、現在専門家を交えて、事実関係等の調査・検討を開始している」としている。
<デザイナーが「第三者のデザインをトレース」 佐野氏事務所が盗用認めて謝罪>
(J-CASTニュース 2015年8月15日(土)6時31分配信)
佐野研二郎氏(43)が、デザインしたトートバックの一部について配布を取り下げた問題で、佐野氏は2015年8月14日深夜、発注先のデザイナーによる盗用を認めた。事務所のウェブサイトで発表し、自らの管理責任について陳謝した。過去の他の作品や東京五輪・パラリンピックの公式エンブレムについては、引き続き盗用を否定している。
佐野研二郎氏がつくった空港でのイメージ図 これもパクリ 写真盗用
町中の画像のほうはネット上にある2枚の画像を合成したもの これも盗用
佐野研二郎が横手市のイベント『団扇展』のポスターを佐野る
佐野氏デザインまた「酷似」 京都の老舗、ブログから削除
京都新聞 2015年9月2日(水)
佐野氏が2012年に雑誌に発表したデザイン(京扇堂)と、秋田県横手市で2012年に行われた団扇展のチラシ
(佐野研二郎パクリ) (元ネタ)
2020年東京五輪・パラリンピック公式エンブレムの撤回を受け、扇子製造販売老舗の京扇堂(京都市下京区)は2日、エンブレムを制作したデザイナーの佐野研二郎氏が2012年5月に雑誌で発表した社名入りのデザインに転用の疑いがあるとして、ホームページのブログから削除することを決めた。 このデザインに似ているのが秋田県横手市で12年6月にあった団扇(うちわ)展の宣伝チラシ。主催した横手駅前商店街振興組合によると、チラシは雑誌発売前の5月から公開していたといい、「似ていて驚いた」という。
多摩美術大学広告ポスター「MADE BY HANDS.」のパクリ疑惑
人間の手をモチーフにさまざまなデザインと組み合わせてシリーズ化されている。佐野研二郎が代表を務めるデザイン会社「ミスターデザイン」に所属し、大学の後輩でもあるデザイナーとともに制作したもので、ニューヨークADC金賞、ロンドンD&AD金賞など、さまざまな広告賞を受賞しているという。

HPでは100種類近いデザインが紹介されている中、盗用疑惑が上がっているのは犬の影絵のポスター。影絵の部分が、約5年前に書かれた個人ブログに掲載されている犬を作った両手の写真をシルエットにしたものと酷似していると指摘されている。
また、右手でメガネをつまむようにしているポスターのメガネが、メガネ量販店「Zoff」の商品を紹介する2012年2月のネット記事の写真を盗用したもので、フレームに書かれた文字を消して使用しているとの指摘も。ユーザーから「写真が使われているのではないか」との問い合わせがあったというサイト運営者は「現在までに多摩美術大学および佐野研二郎氏からの連絡は来ておりません」としている。
エンブレム使用中止を決定!
佐野氏、資料写真の流用認める=東京五輪エンブレム
<時事通信 2015年9月1日(火)>
東京五輪組織委の武藤事務総長は1日の記者会見で、佐野研二郎氏が提出したエンブレムの活用例の写真について、個人サイトから無断で流用していたことを佐野氏本人が認めたと説明した。
武藤敏郎事務総長はエンブレム使用中止決定について「国民の理解を得られなくなった」と説明。
佐野 研二郎(さの けんじろう、1972年7月29日生まれ ):
東京都出身のグラフィックデザイナー、アートディレクター、クリエイティブディレクター(多摩美術大学グラフィックデザイン科卒業)。多摩美術大学統合デザイン学科教授。
2015年7月、佐野の応募作が2020年夏季オリンピック東京大会・パラリンピック東京大会の公式エンブレムに選出された。その選出過程や応募作のオリジナリティの有無が物議を醸し、9月1日に組織委員会はエンブレム使用の中止を決めた。
五輪エンブレム担当局長・槙英俊氏、事実上の更迭 組織委の幹部初
スポーツ報知 2015年10月3日(土)7時3分配信
2020年東京五輪・パラリンピックのシンボルマークとなる公式エンブレムが白紙撤回された問題で、大会組織委員会は2日、作成を担当した槙英俊マーケティング局長(52)と、選考で審査委員を務めた企画財務局クリエイティブディレクターの高崎卓馬氏(46)が退任すると発表した。エンブレム問題で組織委の幹部が退任するのは初めてで事実上の更迭と見られる。
槙、高崎両氏はマーケティング活動やスポンサー管理などを行う専任広告会社「電通」出身で、組織委は同社からの出向を解除した。エンブレム白紙撤回問題で担当者が役職から退任したのは初めて。組織委は「槙、高崎両氏は第三者による検証委の調査対象者となるため、現職にとどまることは適切ではないと判断した」と説明した。
組織委によると、公式エンブレムの公募を開始した昨年9月12日の3日前に、佐野研二郎氏(43)ら国内8人のデザイナーに文書で応募を要請した。槙氏は参加要請が必要と最終判断していた。
組織委が一連の経緯をまとめた報告書によると、エンブレムの審査の過程で招待状を送付した8人のうち佐野氏ら3人が上位3人に選ばれた。事前の参加要請が審査結果に影響を及ぼしたかについては、近く発足する第三者による検証委の調査が必要としている。
槙氏は佐野氏のデザインがベルギーの劇場のロゴと類似していると指摘された約1週間後の8月5日に記者会見を開き、審査委員会の正当性などを主張。佐野氏も同席して模倣を否定した。
その後、佐野氏の作品の類似性がインターネットなどで指摘されると、8月28日に再度会見して模倣を否定した。だが、その際使用した資料でも第三者のブログから無断で画像を使用していたことが判明。槙氏は無断使用の問題で9月28日に戒告処分を受けていたが、一連の問題を受け、退任が決まった。
高崎氏は組織委のクリエイティブディレクターとして旧案の審査委員の人選を行い、自ら審査委員にも就任。エンブレムを修正する際は主導的な役割を担っていたとされる。
自らをデザイン変更した佐野研二郎(多摩美術大学教授)の現在の風貌(2016年)