KOTO街かどアーチスト お披露目


われわれの「昭和ロマンを楽しむ会」がプロモーションビデオを江東区の送付し、KOTO街かどアーチストに応募したところ合格した。お披露目会が2010年3月7日(日)に開催される。皿回しの映像まで入れておいたのになぜか大道芸ではなく音楽部門となっていた。

お披露目会は江東区役所、文化センター周辺で実施される「江東ぶんか祭」にあわせて行われる。パフォーマンスの時間は各グループ20分である。

春のぶんか祭での 江東区アーティストお披露目
KOTO街かどアーティストによるパフォーマンス
日 時:平成22年3月7日(日) 10:00~16:00
会 場:江東区文化センター玄関、および周辺(交通:東西線東陽町駅徒歩10分)
昭和ロマンを楽しむ会(15:20-15:50)

昭和ロマンを楽しむ会

フリーマーケットや江東区の逸品販売・植木市・物産展・模擬店あり!
問合せ:財団法人江東区地域振興会 江東区文化センター
URL:http://www.kcf.or.jp/artist.html
〒135-0016 東京都江東区東陽4-11-3
TEL03-3644-8111 FAX03-3646-8369

この活動は、財団法人江東区地域振興会で認定したKOTO街かどアーティストが、文化センターをはじめとする公立施設、区内商店街、商業施設などの空きスペースでライブパフォーマンスを行うことによって、地域の活性化と芸術家のいるにぎわいのある街を創出していくために実施する事業である。
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江東区の施設で昭和ロマン Duoデビュー


2010年1月に江東区でバイオリン&ウクレレDuoとして昭和歌謡をやった。
2種類の4弦器楽と歌による合奏であるが、Duoの経験も増えて慣れてきたようである。

演奏した昭和歌謡曲:
月はとっても青いから、銀座カンカン娘、丘を越えて、東京ラプソディ、ハワイ航路、啼くな小鳩よ、お富さん、男はつらいよ

その他: 東京節 、ゴンドラの唄、籠の鳥、冬景色、たき火、雪

銀座カンカン娘は皆さん手拍子で一緒に歌ってくれて盛り上がった。

なお、3月になれば、江東ぶんか祭でKOTO街かどアーチストとしてお披露目し、4月から本格的に活動する予定である。

昭和ロマンを楽しむ会

昭和ロマンを楽しむ会 バイオリン演歌 書生節 ウクレレ

江戸博でバイオリン演歌 コンサート告知


江戸東京博物館の企画展示にあわせてバイオリン演歌・書生節のコンサートを行います。集まる演歌師はマグナム小林を筆頭に合計7名である。

プロ演歌師はマグナム小林、福岡詩二、福岡詩乃里の3名、アマチュアは医楽坊、楽四季一生、青空ぴーまん、帝大生ゆめじの4名である。書生でなくなぜかお医者さんの演歌師が1名紛れ込んでいる。

オッペケペから大正・昭和初期までのはやり歌をバイオリン弾き語りでたくさん歌う予定ですのでぜひ入館の折にはご覧ください。通常の常設展観覧料(一般600円)でごらんになれます。

江戸博寄席「大正演歌の会」
日時:2010年3月6日(土) 2回公演 各回30分程度
   (1) 11:30~
   (2) 13:30~
場所:江戸東京博物館 5階常設展示室中村座前
えどはく寄席

企画展示
「えどはくでおさらい!明治・大正時代~教科書でみたあの人、この絵~ 」

今回は、明治維新から関東大震災後の復興までの時代を、東京にまつわる人や出来事を中心に取り上げます。
会 期: 平成22年2月16日(火)~平成22年3月28日(日)
開館時間: 9時30分~ 17時30分、土曜日は 19時30分まで
江戸東京博物館

「書生節 演歌師たちの世界」  京都市立芸術大学資料

京都市立芸術大学でも「書生節と演歌師」の資料を集めていることに感激しました。でも、もう滅びてしまった芸能と認識されているということでちょっと寂しい限りです。

日本伝統音楽研究センター図書室 / 図書室だより:第3回より
最終更新日:2009/9/24 | 公開日:2009/9/24
http://kcua.ac.jp/jtm/library/shimi/bn/03.html

書生節は明治初期に、書生(今でいう大学生)が作って歌った流行歌です。「書生書生と軽蔑するな、末は太政官のお役人」が元歌です。書生の多くは、地方出身で、高官や富裕層の家に寄宿し、立身出世を望んで学業に励んでいました。これらの歌は、1883(明治16)年頃から政治や社会に対する批判を歌詞に込め、街頭で歌うようになり、自由民権運動と結びつきを深めていきます。彼らの歌う歌を演説に変えた歌という意味から「壮士自由演歌」「壮士節」といいました。これが「演歌」の始まりです。

明治20年代後半になると、自由民権運動が勢いを失い、新しく普及しだした唱歌や軍歌に押されて、これらの歌は衰退しました。しかし、日露戦争の頃(明治30年代)、添田唖禅坊が、《ラッパ節》で成功を収め、「演歌」は再び隆盛の時代を迎えました。この頃に、《金色夜叉の歌》も生まれました。その旋律は、従来のかたい調子を改め、唱歌や軍歌など流行している歌を用いたもので、政治性よりも流行歌として性格が強くなっていきます。さらに大正時代には、職業化し、書生のいでたちで流し歩く芸人となり、「演歌師」と呼ばれる人たちが登場してきます。 

今回は、大衆に受け入れられた近代流行歌の歴史とそれを支えた演歌師たちの世界を知ることができる本を集めました。また音源資料では、今ではほとんど聞くことができなくなった演歌師たちの歌や壮士芝居の歌を収録した資料を紹介しています。

この機会に、街頭に立って、世相や風刺を歌った演歌師たちと、その系譜の世界を覗いてみるのはいかがでしょうか。

田浦美津路 (演歌師)


石田一松(1902~1956)の弟子に田浦美津路、桜井敏雄がいた。
弟弟子である桜井氏は晩年演歌師として注目されたが、兄弟子の田浦美津路もレコードを残しており、バイオリンも上手である。

田浦美津路の弟子としてアコーディオン流しをやってきたのが村井しげるである。村井さんはもうバイオリンの時代ではないからということでアコーディオンで流しをやったそうである。
  
村井しげる氏談
「昭和28年項は、演歌師はたいてい誰かについて芸を仕込んでもらっていた。私も、【ノンキ節】で有名な石田一松さんの直弟子だった田浦美津二さんという演歌師に弟子入りして、見習いからスタートした。師匠が引き回してくれる期間のうちに師匠の芸を盗むんです。
 師匠の弟弟子に桜井敏堆さんというバイオリン演歌師がいたんです。この人は大正演歌をバイオリンで聴かせて、後に有名になった人ですが、この桜井さんの存在も私には大きかった。大正演歌の神髄をすべて学びました。「ノンキ節」、「籠の鳥」、「新金色夜叉」、「船頭小唄」など桜井さんから教えてもらった大正演歌は私の得意レパートリーになった。」

[CD] 歌と音でつづる明治
発売日 2008/06/04
内容
[キング・アーカイブ・シリーズ]
明治維新100周年の記念事業として制作されたドキュメンタリーアルバム。"史実に忠実に"をコンセプトとして、広く大衆の生活に密着した流行歌のみならず、効果的な街頭音もふんだんに収録。聴けば明治にタイムスリップ! 当時を探る歴史資料としても一級品。1967年作品。
http://www.neowing.co.jp/detailview.html?KEY=KICS-8156

販売価格:3,000円(税込)
収録曲:(試聴可能)
Disc 1
1.維新マーチ/ キング鼓笛隊
2.宮さん宮さん(とんやれ節)/ キング男声合唱団
3.ノーエ節/ 浅草一郎
4.書生節(よさこい節)/ 河原晃
5.孝女白菊/ 三橋少年民謡隊
6.ダイナマイトどん/ キング男声合唱団
7.かぞえ唄/ キング日本音楽合奏集団
8.ノルマントンの歌/ 田谷力三
9.チョンコ節/ キング和洋合奏団
10.やっつけろ節/ 佐々木孝丸
11.九連環/ キング合奏団
12.法界武士/ 田浦美津路
13.新ホーカイ節/ あさの明花
14.欣舞節「干城」/ キング男声合唱団
15.拳骨武士/ 楠トシエ
16.やっちょろまかせ/ 中村雁治郎
17.士気の歌/ 田浦美津路
18.四季の歌/ あさの明花
19.オッペケペー歌/ 佐々木孝丸
20.てまりうた/ 三橋少年民謡隊
21.小川少尉の歌/ 桜井敏雄
22.金太郎/ キング日本音楽合奏楽団
23.ドンドン武士/ 桜井敏雄
24.ストライキ節(東雲節)/ あさの明花
25.デカンショ節/ 小池朝雄
26.鉄道唱歌/ キング合奏団

Disc 2
1.軍艦マーチ/ キング吹奏楽団
2.戦友(婦人従軍歌)/ ヴォーチェ・アンジェリカ
3.ラッパ節/ 芳村伊四邦
4.凱旋/ ヴォーチェ・アンジェリカ
5.荒城の月/ 村岡実
6.松の声/ 小池朝雄
7.ああ金の世/ 島田正吾
8.ああわからない/ ボニージャックス
9.ハイカラ節/ 田谷力三
10.七里ヶ浜の哀歌(真白き富士の嶺)/ 井口小夜子
11.金色夜叉の歌/ あさの明花
12.増税節/ 榎本健一
13.天然の美/ キング吹奏楽団
14.夜半の追憶/ 東海林太郎
15.袖しぐれ/ 岸田今日子
16.スカラー・ソング/ 榎本健一
17.思い草/ 井口小夜子
18.マガイイソング/ 森繁久彌
19.むらさき節/ あさの明花
20.都ぞ弥生/ ボニージャックス
21.千鳥節/ 浅草一郎
22.新ドンドン節/ 榎本健一

バイオリン演歌 大正演歌 書生節 昭和歌謡 Violin Fiddle 昭和演歌師

最後の演歌師 桜井敏雄



桜井敏雄(1909~1996)は石田一松の弟子で、同じく弟子であった田浦美津路の弟弟子にあたる。田浦美津路もレコードを残しているが桜井もレコード、CDを多数残している。

桜井敏雄は本当の演歌師、いわゆる寅さんと同じテキヤに属する職業としての最後の演歌師であった。彼は本当に、お祭りや大道で書生節をバイオリンで演奏しながら歌っていた。
それ以降の演歌師はアマチュアか芸人出身の演歌師たちである。

ゆめじは桜井さんをすぐ近くで直接みたことがあるが、すごく姿勢のいい老人であった。演歌を歌うというより、昔(戦前)のことを話すほうが多かったが実際に経験しているためか説得力があった。歌は、古いのんき節や「ああわからない」、金色夜叉などを歌った記憶がある。

その時も、のんき節は師匠である石田一松ではなく、古い添田唖蝉坊ののんき節しか歌わなかった。「学校の先生はえらいもんじゃそうな」というやつである。

公園のテント(控え室)の中で待機していたときも、すすめられてもお弁当には手をつけず、「終わってから食べます」といった言葉が記憶に残っている。
芸や仕事に対する真摯な態度を感じて昔の方はすごいなと思った。

桜井敏雄はまた東京の「大道芸研究会」に属していた。大道芸研究会には桜井敏雄の指導を受けたバイオリン演歌師がいて現在でもその伝統をついでバイオリン演歌師たちが活躍している。

当時の先輩たちの話では、あの桜井さんでも大道での人集めには苦戦していてがまの油売りやバナナの叩き売りのほうがはるかに集客力があったそうである。もうバイオリン演歌(書生節は消えつつあったのであろう。

「野毛大道芸の歴史」より抜粋
 野毛には成田山の別院があり、その境内を中心に市が立ち、演歌師や放浪芸人が来た。つまり大正時代から昭和初期にかけて野毛では大道芸が出ていたという。

 1996年に亡くなった最後の演歌師と呼ばれた桜井敏雄さんは、大正演歌師の石田石松の愛弟子だったが、この野毛の境内で、ヴァイオリン演歌をやっていたと生前よく語っていた。野毛大道芸に出演することにこだわっていらっしゃった。このような歴史背景はあったものの、戦後は大道芸は行われていなかった。


バイオリン演歌 書生節 大正演歌 演歌師

プロフィール

tyumeji

Author:tyumeji
日本の大道芸をみたりやったり、日々の活動を報告する。
昔懐かしきあのメロディーや風景を紹介します。

バイオリン演歌 大正演歌 書生節 演歌師 昭和演歌師 平成演歌師  昭和ロマンを楽しむ会(享受昭和浪漫的会) 戦時歌謡

昭和ロマンを楽しむ会 http://peaman.raindrop.jp/syowa-roman/index.htm

書生のアルバイトであったバイオリン演歌・書生節や「のぞきからくり」等の日本の大道芸について調べたりしたことを紹介する。 帝大生ゆめじ

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