2008/02/11
Cooking Oden (おでん) 関東煮(かんとだき)
2月22日は「おでんの日」だそうだ。寒いときに「フーフーフー」とアツアツのおでん吹きながら食べるかららしい。 コンビにのおでんもおいしいが何日煮込んでいるのだろうか、商品の賞味期限はあるのかと疑問がわいてくる。
Oden(おでん) is a popular Japanese hot pot, especially in winter. Oden includes daikon radish, processed fish cakeshanpen (hanpen and chikuwa), boiled eggs, konnyaku, tofu products, etc.
These ingredients are simmered in kelp and bonito-based broth for hours.
The longer you cook oden, the better the taste.
Oden is served with karashi (Japanese mustard) as a condiment.
The longer you cook oden, the better the taste.
Oden is served with karashi (Japanese mustard) as a condiment.
Oden is offered in convenience stores such as "Seven Eleven" in Japan.
Oden keeps us warm. Let's enjoy oden!
Oden keeps us warm. Let's enjoy oden!
ロサンジェルスのすしスクールのsimple cookingの動画に 「ピリ辛みそおでん」というのがあった。味噌だしのおでんで豆板醤(トウバンジャン)入り。日本のおでんより簡単そうである。
http://www.youtube.com/watch?v=PVt9CvZ1glc
http://www.youtube.com/watch?v=PVt9CvZ1glc
スーパーで売っているおでんの具を使ったおでん(Explanation of the Japanese dish, oden)
大道芸でやる売り声の中にも「おでん」がある。水戸で取れたこんにゃくいもが関西まで苦労の旅をして大阪で立派なおでんになるという物語に節を付けて唄う。今で言うラップである。しかし、この話の内容は今のなべに入れて煮込んだおでんではない。味噌田楽である。
「おでんさんの出生はどこじゃいな。これより東。常陸の国は水戸さんの御領分の中山育ち。国の中山でる時は、わらのべべ着て、縄の帯締めて、鳥も通わぬ遠江灘(とおとうみなだ)。小船に乗せられて艱難辛苦(かんなんしんく)いたしまして、落ち着く先は,大坂江戸堀三丁目、播磨屋の店に落ちついていろいろお世話になりまして、べっぴんさんのおでんになろうとて、朝から晩まで湯に入りやつして化粧して、甘いおぐしのべべを着て、おでんさんの身請けは銭々(ぜぜ)しだい。おでんあつあつ~」
江戸時代のおでんとはこんにゃくの田楽のことだそうである。参考資料は下記である。
串にさした豆腐に、みそを付けて焼くのが田楽の基本で、後に里芋やこんにゃくも田楽の材料になった。
“おでん”は、語源からいえば田楽の女房詞(にょうぼうことば)です。江戸中期の国語辞典『俚言集覧(りげんしゅうらん)』には「こんにゃくの田楽を、おしなべておでんと呼ぶ」とあります。これはこんにゃくを串にさしてゆで、みそを付けたもので、昭和初期でもおでんといえばこれだったように思います。大根・こんにゃく・さつまあげなどを煮込んだ現在のおでんの出現がいつなのかは定説がありません。江戸後期からあったとする説では、『浮世風呂』(1811)の中の「大福餅から、ゆで玉子。お芋のおでん」とある行商人の売り声を根拠としています。
しかしお芋のおでんは、ゆでた里芋を串にさしてみそを塗ったものでもあり、私の知る限りでは、煮込みおでんは明治以降のものと考える方が妥当のようです。
“おでん”は、語源からいえば田楽の女房詞(にょうぼうことば)です。江戸中期の国語辞典『俚言集覧(りげんしゅうらん)』には「こんにゃくの田楽を、おしなべておでんと呼ぶ」とあります。これはこんにゃくを串にさしてゆで、みそを付けたもので、昭和初期でもおでんといえばこれだったように思います。大根・こんにゃく・さつまあげなどを煮込んだ現在のおでんの出現がいつなのかは定説がありません。江戸後期からあったとする説では、『浮世風呂』(1811)の中の「大福餅から、ゆで玉子。お芋のおでん」とある行商人の売り声を根拠としています。
しかしお芋のおでんは、ゆでた里芋を串にさしてみそを塗ったものでもあり、私の知る限りでは、煮込みおでんは明治以降のものと考える方が妥当のようです。
監修・著 松下幸子千葉大学名誉教授(1925年生まれ。東京女子高等師範学校家政科を卒業。調理学、料理史専攻。)